『振動スピーカーの取り付けについて』
振動スピーカーは取り付ける素材により色々と工夫が必要になります、基本的な取り付けについて説明をいたします。
■振動スピーカーの取り付けは単純に貼り付けても、四隅をビスで取り付けても音は出ますが音色や再生帯域の調整が必要です。
・ゴムを使用する場合には厚さ0.5〜1.0mmを用います。
スピーカーの全面にゴム板を両面テープ又は完全に硬化しない接着剤で貼り付けます。
・柔らかな素材にスピーカーを取り付ける場合にはウレタン素材を挟むと効果があることがあります。
ウレタン素材は多種有りますので密なもの・荒いもの・硬いもの・柔らかいもの・薄いもの・厚いものを試してみるしかありません。
・ガラス・金属板等に接着する場合には3Mの両面テープ用いるだけですむ場合があります。
強力な両面テープ、3M VHB両面テープ、完全に硬化しない接着剤、セメダイン スーパーX 等、素材に合わせた製品を選びます。
例えば、スピーカーと取り付ける素材の間に柔らかいゴムやウレタン等を挟みます。
スピーカーに両面テープや接着剤で挟む素材を接着します。 挟む素材によって音は変化しますので素材を変えて必要な音に調整します。
■振動スピーカーは1個でも当然使用できますがステレオ再生や音量がもっと必要と思われる場合には2個を使用します。
その場合、2個のスピーカーを取り付ける箇所は取り付け面の幅を1:2:1の比率で分割して両端1の所に取り付けると効果があります。
幅が1mであれば端から25cm・50cm・25cmですから25cmの所に取り付けることとなります。
また、取り付ける素材が枠に取り付けてあれば、なお効果が発揮されます。
例えばガラスに取り付ける時には窓枠や四方枠があればより効果的です。
■振動スピーカーには高域用と低域用があります。
小型スピーカーと低域用をウーハーとしての組み合わせ、または高域用と低域用の組み合わせで再生帯域を広くする事もできます。
取り付けられる素材によって再生帯域が変化しますので調整が大事になります。
2種類のスピーカーを組み合わせて使用する場合には高域用と低域用の音量バランスの調整も必要となります。
その場合2種類のスピーカーを中心部に配置した方が良いことがあります。
パワーアンプは左右のバランス調整とトーンコントロールが出来るものがあれば調整は楽に行う事が出来ます。
※弊社のパワーアンプについてはお問い合わせ下さい。